循環器内科

循環器内科とは

循環器内科では、心臓・血管といった血の流れに関係する器官の検査や治療を行っています。主な病気としては、高血圧症、脂質異常症、狭心症、心筋梗塞、心不全、不整脈、動脈硬化、大動脈瘤、下肢静脈瘤などが挙げられ、動悸がする、胸が痛い、息切れがする、むくむといった症状が現れてきます。当院では、専門的な検査を実施し、日常生活の改善やお薬による各種治療を行っていきます。

また、場合によっては、血管が詰まったり、血管の一部が膨らんだりすることもあります。動脈硬化の原因としては、高血圧、糖尿病、脂質異常症、タバコ、ストレス、肥満、睡眠不足、食べ過ぎなどが知られており、これらをきちんとコントロールすることで、予防をすることができます。

高血圧、高脂血症、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病の診断・管理・治療
動悸、息切れ、めまいといった日常生活で気になる症状の改善
虚血性心疾患、狭心症、心筋梗塞、不整脈、心臓弁膜症などの検査・診断及び治療

循環器内科の代表的な疾患

高血圧

血圧の目標値は年齢や罹っている疾患によって多少前後しますが、130mmHg/85mmHgが一つの基準となります。

睡眠不足や睡眠時無呼吸症候群が原因で高血圧になっている方も多いため、睡眠について気になる方は、睡眠時無呼吸症候群の検査を受けられることをお勧めします。

虚血性心疾患

心臓は筋肉の塊で、当然ですが毎日休むことなく動き続けています。そんな心臓に栄養を補給しているのが冠状動脈で、その流れが悪くなってしまうと強い胸の痛みや圧迫感が出て、場合によっては背中、首、肩、歯まで痛くなることがあります(狭心症)。それでも放置しておくと、完全に詰まり、胸の激痛などが発生します(心筋梗塞)。また冠状動脈は痙攣を起こすこともあり、心臓に十分な血液が供給されなくなります(冠攣縮性狭心症)。これらを総称して虚血性心疾患と呼んでおり、いずれも初期段階できちんと治療を受けることがとても重要です。

心臓は筋肉の塊で、当然ですが毎日休むことなく動き続けています。そんな心臓に栄養を補給しているのが冠状動脈で、その流れが悪くなってしまうと強い胸の痛みや圧迫感が出て、場合によっては背中、首、肩、歯まで痛くなることがあります(狭心症)。それでも放置しておくと、完全に詰まり、胸の激痛などが発生します(心筋梗塞)。また冠状動脈は痙攣を起こすこともあり、心臓に十分な血液が供給されなくなります(冠攣縮性狭心症)。これらを総称して虚血性心疾患と呼んでおり、いずれも初期段階できちんと治療を受けることがとても重要です。

不整脈

心臓は、正常なリズムで脈を打つことが重要で、心拍が遅すぎると、目眩、ふらつき、不快感、失神、むくみといった症状が現れ、心拍が速過ぎると、動悸などの症状が現れます。原因によって比較的簡単に改善できるものと、専門的な治療が必要なものがありますので、まずはきちんと検査を受けるようにしましょう。

心臓弁膜症

心臓弁膜症は、心臓の中にある弁に異常が起きている疾患で、血液が上手く流れなくなってしまいます。動悸や息切れ、疲れやすい、胸痛、呼吸困難などの症状が出てきます。 聴診や心エコー検査によって診断を行います。

動脈硬化

動脈は弾力を持っており、心臓から送り込まれた血液を全身に分配する際に、拡張・収縮をしています。
そして、動脈が硬くなると、血圧が上昇し心臓へ負担をかけてしまうことになります。

また、場合によっては、血管が詰まったり、血管の一部が膨らんだりすることもあります。動脈硬化の原因としては、高血圧、糖尿病、脂質異常症、タバコ、ストレス、肥満、睡眠不足、食べ過ぎなどが知られており、これらをきちんとコントロールすることで、予防をすることができます。

血糖値、コレステロール値

血糖値は、空腹時126mg/dl未満・食後200mg/dl未満であれば正常で、HbA1cについては6.4%以下が基準となっています。
また、コレステロールには、悪玉コレステロール(LDL-C)と善玉コレステロール(HDL-C)があり、それぞれ140mg/dl未満・40mg/dl以上が正常な値となっています。中性脂肪(TG)は150mg/dl未満に抑えるようにしましょう。

EPA、DHA

魚介類に多く含まれるイコサペント酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)は、動脈硬化や虚血性心疾患の予防に効果的であることが分かっています。これらに加えて、動物性の脂質であるアラキドン酸(AA)も体内では合成できない必須脂肪酸ですが、現在の日本では食事の文化が欧米化してきたことで、アラキドン酸の摂取量が増え過ぎています。アラキドン酸の過剰摂取は、動脈硬化を引き起こし、心筋梗塞や脳梗塞のリスクを高めることになりますので、バランスの良い食事をするように心がけましょう。

当院では、血液中のEPAとAAの比率を測定し、患者さま一人ひとりに合った食事のアドバイスをさせて頂くようにしています。

喫煙

タバコは、既に多くの方がご存知の通り、肺気腫、各種がん、血管障害などを引き起こします。
しかし、これらのリスクがあると分かっていても、やめられないのがタバコです。

当院は内服薬を使って、「治療」として禁煙をするお手伝いをさせて頂いております。生活習慣病をはじめとする様々な病気のリスクを減らしたい方は、できるだけ早く禁煙するようにしましょう。

ストレス

ストレスは、あらゆる病気の原因となり得るもので、特に心臓や血管には大きな負担を与えます。

当院では、患者さまのストレスをできるだけ減らすための丁寧な診療を行っております。

虚血性心疾患

心臓は筋肉の塊で、当然ですが毎日休むことなく動き続けています。そんな心臓に栄養を補給しているのが冠状動脈で、その流れが悪くなってしまうと強い胸の痛みや圧迫感が出て、場合によっては背中、首、肩、歯まで痛くなることがあります(狭心症)。それでも放置しておくと、完全に詰まり、胸の激痛などが発生します(心筋梗塞)。また冠状動脈は痙攣を起こすこともあり、心臓に十分な血液が供給されなくなります(冠攣縮性狭心症)。これらを総称して虚血性心疾患と呼んでおり、いずれも初期段階できちんと治療を受けることがとても重要です。

狭心症

みぞおちから左胸周辺が痛い、胸の真ん中からのどにかけて、または左肩、左腕にかけて圧迫されるような痛みがある場合は狭心症の可能性があります。
狭心症による胸の痛みは継続的なものではなく、痛みが出ても数分立つと消えてしまうのが特徴です。
狭心症の治療法は、症状の重さによって「一般療法」「薬物療法」「外科的療法」に分けられます。
軽度であれば規則正しい生活、禁煙、休養などの一般療法を行います。必要であれば動脈の働きを助ける薬物を使った療法が取られます。重度になると動脈管のバイパス手術などの外科的療法が必要となります。

心筋梗塞

胸の前部に圧迫感を伴う激しい痛みがあります。狭心症と違い痛みが30分以上続きます。
心筋梗塞が疑われる症状が現れたら一刻の猶予もありません。すぐに内科・循環器科のある病院で診察を受けてください。症状が重い時は救急車を呼びましょう。

冠攣縮性狭心症

冠動脈が狭くなる原因によって、労作性狭心症と冠攣縮性狭心症の二つに大別されます。労作性狭心症が運動などの動作をした時に起こるのに対し、冠攣縮性狭心症は、就寝中などの安静時にも起こるため、安静狭心症と呼ばれることもあります。

「冠攣縮」とは、冠動脈のけいれんのことで、瞬間的に起こるため、病院で心電図検査を行ってもほとんど見つかりません。しかし、狭心症の6割に冠攣縮が関与しているといわれ、突然死も起こす恐ろしい病気であり、さらに日本人の冠攣縮性狭心症は欧米人に比べて約3倍多いといわれていることからも、早期発見、早期治療が大切です。

脈の乱れ

心臓は、正常なリズムで脈を打つことが重要で、心拍が遅すぎると、目眩、ふらつき、不快感、失神、むくみといった症状が現れ、心拍が速過ぎると、動悸などの症状が現れます。原因によって比較的簡単に改善できるものと、専門的な治療が必要なものがありますので、まずはきちんと検査を受けるようにしましょう。

期外収縮

脈拍が一定のリズムではなく、急に止まったり激しくなったりすることがあります。当院では、ホルター心電図を使って24時間に渡って心臓の動きを記録し、さらに心臓エコー検査によって心臓機能を検査していきます。

不整脈

心拍が乱れてしまい、その結果、心臓から全身に送られる血液の量が少なくなってしまうのが不整脈です。症状としては、動悸、目眩、ふらつき、不快感、失神などがあり、まずは心電図やホルター心電図で心臓の動きをきちんと知ることが重要です。

心房細動

不整脈の中でも、特に心房が細かく振動するものを心房細動と呼んでいます。心臓から送られる血液の量は正常時とくらべておよそ20%低下し、肺や下肢静脈などはうっ血します。そして、血流が滞ることによって心房に血栓ができ、これが他の臓器に移動すると脳梗塞などを引き起こすことになります。高血圧の方、高年齢者、心臓疾患になったことのある方、ストレスを抱えている方は心房細動になるリスクが高いため、脈の乱れや胸の違和感などがありましたら、すぐに診察を受けるようにしましょう。

心臓弁膜症

心臓弁膜症は、心臓の中にある弁に異常が起きている疾患で、血液が上手く流れなくなってしまいます。動悸や息切れ、疲れやすい、胸痛、呼吸困難などの症状が出てきます。 聴診や心エコー検査によって診断を行います。

僧帽弁閉鎖不全、僧帽弁狭窄症

憎帽弁の弁膜症では、長く放置してしまうと不整脈を起こすことがあります。

怖いのが心臓の左心房内で血栓(血のかたまり)ができ、これが血液中を通って脳動脈や手足の血管を詰まらせることです。

また僧帽弁閉鎖不全では、三尖弁膜症を合併することもあります。

一般に僧帽弁では閉鎖不全より、狭窄の方が悪化するのが早いといえますが、軽度の逆流だけなら極端な心配はいりません。

大動脈弁閉鎖不全、大動脈弁狭窄症

大動脈弁狭窄の代表的な症状は、動悸、息切れ、そのほかに脳貧血や狭心症に似た発作を起こすことです。

進行すると呼吸が苦しくなり動悸の症状から、むくみやぜんそくの症状も現れます。

自覚症状はなかなか出てきませんが、いったん症状が出ると悪化は早いです。

また大動脈弁閉鎖不全も似たような症状ですが、首筋の血管が目立って脈打つのが特徴です。

先天性の弁膜症

生まれつきの弁膜症では肺動脈の狭窄が代表的で、程度によって症状は異なります。

狭窄がひどい場合には、生後まもなく右心不全の症状が出ます。

肝臓が腫れて腹部に水がたまり呼吸が荒くなり、いかにも重体という感じになります。

また爪や唇の色が紫色になるチアノーゼの状態になります。

狭窄が軽い場合には、わかりづらいですが特別な心臓の雑音が聞こえます。

成人の頃から、息苦しい、動くと息切れがするというような症状が現れ、そのまま進行すると心不全の状態におちいり、死亡することもあるので注意してください。

僧帽弁膜症

僧帽弁膜症は、左心房と左心室を仕切っている僧帽弁が、動脈硬化などによって正常に働かなくなる病気です。右側の心臓に負荷がかかるようになり、他の弁にまで異常をきたすことがあります。

もっと詳しい内容を知りたい方は専門サイトをご覧ください。